1年前のことを忘れてしまうので、今年思い出しながら準備した時のメモを来年のために残しておきます。
フリーランスベテランの方にはお恥ずかしい限りですが、2年目なので大目に見てください。
前提
- ソフトウェアサービス業として、エージェント経由で請負の仕事をしており、月末締めの翌月15日払いである。
- 会計サービスに freee を使っている。
- 事業で発生する入出金用の銀行口座やクレジットカード、交通系カードを登録している。
売上高の登録
振り込みがあるとスマホアプリなど使って自動で経理の登録をされていると思います。
ただ、このままだと実際に振り込まれた日付の取引が登録されるので、次のような仕訳になります。(金額は適当です)
発生日 | 借方(勘定科目) | 借方(金額) | 貸方(勘定科目) | 貸方(金額) |
---|
2022-01-14 | 三菱UFJ(API) | 500,000 | 売上高 | 500,000 |
このままだと、2021年12月の売上にならないので、売掛金の登録が必要です。
他にもやり方はあると思いますが、私はこの取引の発生日を修正することで、次のような仕訳にしました。
発生日 | 借方(勘定科目) | 借方(金額) | 貸方(勘定科目) | 貸方(金額) |
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2021-12-31 | 売掛金 | 500,000 | 売上高 | 500,000 |
2022-01-14 | 三菱UFJ(API) | 500,000 | 売掛金 | 500,000 |
取引の発生日を、自分で発行した請求書の請求日にするだけです。あとは freee が自動で仕訳を作成してくれます。素晴らしい。
年末の例で書きましたが、全ての売上高の登録を発生日に修正する必要があります。
翌月払い経費の登録
私の場合はインターネット回線費用が翌月払いのため、先の売上高と同様に未払金の登録が必要でした。
発生日 | 借方(勘定科目) | 借方(金額) | 貸方(勘定科目) | 貸方(金額) |
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2021-12-31 | 通信費 | 8,000 | 未払金 | 8,000 |
2022-01-05 | 未払金 | 8,000 | 事業主借 | 8,000 |
インターネット回線は最後に家事按分するので、事業主借で登録しました。
他にも、12月にクレジットカード決済で消耗品などを購入した場合など、引き落としのタイミングが翌年になると未払金になります。
通信費の家事按分
通信費として、インターネット回線費用は直感的ですが、freee のサービス利用料も通信費を勘定科目として使用するそうです。
インターネット回線は家族も使うので家事按分しなければなりませんが、サービス利用料は純粋に事業用なので按分したくありません。
freee では家事按分の登録画面で「勘定科目」と「品目名」を指定できるので、インターネット回線用に品目を作成し取引に指定しておくことで区別することができます。
貸借対照表(資産の部)の確認
決算書の確認までたどり着くと貸借対照表が仮作成されて確認できるのですが、2つほど数字の意味がわからず悩んだ項目があったので、メモです。
- その他の預金:銀行口座の12/31時点の残高でした。
- 前払金:交通系カードの12/31時点の残高でした。
言われてみればその通りなのですが、チャージ=前払いという紐づけがすぐに思いつきませんでした。バカですね。